企業の信用力アップにも繋がる!?BCP対策の概要を知ろう

そもそもBCP対策とは何なのでしょう

その地域において近い将来生じうる大災害を具体的に想定し、企業を存続させることを最優先とした復旧計画がBCP対策です。もともと21世紀に入った頃から、その必要性が認識されつつあったのですが、東日本大震災をきっかけとしてその策定が責務となりつつあります。現在は全企業の30%が策定するに至っていますが、まだまだ十分な割合とは言えないため、国を挙げての取り組みが求められています。策定する過程において、企業のボトルネックが明らかになり経営改善が見込めるため、中小企業にこそ導入するメリットがあると言えるでしょう。

BCP対策の策定方法

BCP対策の策定方法は、3ステップにより構成されています。最初のステップは、コア事業決定作業です。全てにおいて優先すべき事業をあらかじめ明確にし、社内で意思統一を図っておくことで、緊急時における初動速度がアップします。次のステップは被害想定です。たとえば、会社が所在する地域で大震災が起きた際、どのインフラがどれくらいの確率で分断され、その際にどれくらいの被害が出るのかを調べます。最後のステップは、具体的な対策の策定。たとえば1週間以内に現状の5割まで復旧させ、2ヶ月後には100%の状態を取り戻すといった具合に時間をまず設定します。その後、その時間に合わせてどのような復旧活動をしていくのか練り込んでいくわけです。この際、国による支援を想定しておくことは意外と有効なんですよ。どのような支援制度があるのか事前に調べておくことで迅速に申請を行えます。

BCP対策を成功させるポイントとは

BCP対策は、漫然と取り組んでも失敗に終わってしまいます。何故なら、現在の企業の経営体質などを全て洗い出さないと正しい対策にならないからです。ですから、BCP対策を策定する際は、トップが音頭を取って取り組むことが求められます。木を見て森を見ずということにならないよう、常に全体像をイメージすることも大切。細かい部分はとりあえず後回しにしておき、全体の輪郭をまず組み上げてから詰めていくようにしましょう。BCP対策は一度策定したら終わりというものではありません。策定後も、企業の現状にあわせて細かくカスタマイズして精度を上げていきましょう。

BCP対策におけるITの役割として、サーバーなどが故障した時に、バックアップ用のサーバーに切り替えることなどがあります。